杉の木が立ち並ぶ山門。山門の入口には六地蔵が祀られています。六地蔵は六道(地獄道、餓鬼道、畜生道、修羅道、人間界、天界)を輪廻する生きとし生けるもの全てを救って下さる御誓願を持っておられます
昭和43年10月、御代田町の天然記念物に指定されました。二本のアカマツを寄せ植えし、見事な枝張りをもたせており、樹齢は300年と推定されます。高さ7.5m、東西の幹はともに胴回り1.7m、接合部の胴回りは2.7m、東の枝の張り出しは約8mであります。
冬には雪吊りを見ることもできます。
「時を知らせる」のがお寺の鐘の役目であると古くから言われております。毎年12月31日の除夜の鐘には大勢のご参拝の皆様により、鐘が撞かれ賑わいます。
当寺は、永正年間に上小田井の地に創建され、中仙道小田井宿創設とともに現在地に移転されたと伝えられています。
現在の本堂は、ご本尊様をはじめ先師尊霊、壇信代々のご先祖様のご加護と、壇信徒の皆々様の多大なご尽力を持ちまして、平成9年7月に新築されました。
観音様には三十三ものお姿がありますが、当寺のご本尊は「聖観世音菩薩」であります。「観音」という名のとおり世の中の状態や人々の声を聞き、苦しみや悩みを救い、私たちを取り巻いている悪事や災難を除くことをご請願されている仏様であります。
護摩は、本尊の前に壇を設け、薪を焚いて本尊様に祈る真言密教の秘法であります。護摩の火により災難、厄難が焼き尽くされ、参拝者の皆さまの心願成就をご祈念するものであります。